「ノーログポリシー」は最も重要です。
プライバシーを守るための重要な鍵 VPNを利用する上で重要なポイントの1つが「ノーログポリシー」です。
これは、VPNサービスプロバイダーがユーザーのオンライン活動を一切記録しないことを指します。
地味な機能に見えるかもしれませんが、実はインターネット上の個人のプライバシーを守る上で非常に重要な役割を果たしています。
政府機関による監視から守る
近年、政府機関によるインターネット監視が強化されています。通信内容や閲覧履歴を記録・分析し、市民の動向を把握しようとする動きがあります。
もし、ログを記録しているVPNを使っていた場合、政府機関がプロバイダーからそのログを入手し、あなたの活動を監視してしまう可能性があります。
しかし、ノーログポリシーを採用しているVPNなら、たとえ政府から情報開示を求められても、記録がないためプライバシーを守ることができます。
ハッカーからの情報窃取を防ぐ
ハッカーは様々な手口でVPNサーバーに不正侵入し、ユーザー情報を盗もうとします。
もし、プロバイダーが接続ログなどを記録していれば、ハッカーにそれらが盗まれるリスクがあります。その場合、あなたのオンライン活動が把握され、悪用される恐れがあります。
一方、ノーログポリシーを採用していれば、たとえハッカーが侵入してもログがないため、情報漏洩のリスクを最小限に抑えられます。
実際には、半日から1日程度の「定期的に消去する前」のログが残っていることが、考えられます。
この情報が、致命傷になるようなシチュエーションは、多くの人には当てはまらないと考えます。
このように、ノーログポリシーはあなたのオンライン活動を様々なリスクから守り、真のプライバシーを実現する上で重要な機能なのです。
適切なノーログポリシーの見分け方
全てのVPNプロバイダーがノーログポリシーを遵守しているわけではありません。
中には実際にはログを記録していながら、マーケティング上「ノーログ」と偽っている業者もいます。
適切なノーログポリシーを持つVPNを選ぶためには、以下の点に気をつける必要があります。
1. プライバシーポリシーを確認し、どのような情報を記録し、利用しているのかを理解する
2. 第三者機関による監査を受け、本当にログを記録していないことが証明されているかを確かめる
3. プロバイダーの運営母国の法制度を調べ、ログの保存が義務付けられていないかを確認する
ノーログポリシーは、あなたのプライバシーを守るための重要な機能です。VPNを選ぶ際は、このポリシーの有無を必ず確認し、安全で快適なインターネット環境を手に入れましょう。
本社 所在地は重要性です。
ノーログポリシーを掲げているVPNサーバーは、世界中に多数あります。
以下に、代表的なサーバー所在地と、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
アメリカ:
メリット:サーバー数が多い、速度が速い
デメリット:政府による監視の可能性
カナダ:
メリット:プライバシー保護に強い
デメリット:サーバー数が少ない
ヨーロッパ
ルーマニア:
メリット:EU圏内で最もプライバシー保護に強い
デメリット:速度が遅い場合がある
スイス:
メリット:政治的に中立、プライバシー保護に強い
デメリット:サーバー数が少ない
アジア
シンガポール:
メリット:サーバー数が多い、速度が速い
デメリット:中国の影響を受けやすい
香港: メリット:中国本土からのアクセスが可能
デメリット:中国政府による監視の可能性
パナマ:
メリット:政治的に中立、プライバシー保護に強い
デメリット:サーバー数が少ない
英領バージン諸島:
メリット:イギリス領、プライバシー保護に強い
デメリット:ハリケーンなどの自然災害の影響を受けやすい
上記以外にも、ノーログポリシーを掲げているVPNサーバーは多数あります。
VPNを選ぶ際には、サーバー所在地だけでなく、以下のような点も考慮する必要があります。
* セキュリティ:暗号化方式、プロトコルなど * 速度:下り速度、上り速度 * 価格:無料、有料 * 機能:キルスイッチ、DNSリーク保護など
**ノーログポリシーの注意点**
ノーログポリシーを掲げているVPNであっても、すべてのアクティビティログを保存していないとは限りません。
中には、接続時間や接続したサーバーのIPアドレスなどの接続ログのみを保存しているVPNもあります。 VPNを選ぶ際には、どのようなログを保存しているのか、プライバシーポリシーをよく確認することをおすすめします。
Surfshark - 英領バージン諸島にサーバーを置き、厳格なノーログ方針 これらのVPNプロバイダーは、ユーザーのインターネットアクティビティやトラフィックログ、IPアドレスなどの個人情報を記録しないことをうたっています。プライバシーと匿名性を重視するユーザーから高い評価を得ています。ただし、ノーログポリシーの実効性については、第三者機関による監査などで確認する必要があります。
AdGuard VPNのノーログポリシーについての詳細と本社はどこ?
AdGuard VPNはもともとロシアに本社を置いていましたが、現在はキプロスに拠点を移しています。キプロスはアイズ・アライアンスに参加しておらず、EUのGDPR基準に準拠しているため、よりプライバシーを尊重する法的枠組みを提供している。同社の歴史にもかかわらず、AdGuardのネットワークサーバーはドイツのフランクフルトにあり、同社はロシアから距離を置くための措置を講じていることに注意することが重要である。
AdGuardのVPNサービスは、VPN接続が切断された場合にデータを保護するキルスイッチや、実験的ににQUICプロトコルを使用できます(自己責任:数日間 使用してみましたが
ネット自体につながらくなったり、音が途切れるなどの症状が出たので、使用を中止しました。QUICが全ての原因では無いかもしれませんが、今は不具合は出ていません。)、
これらオンラインセキュリティを強化する様々な機能を提供している。
AdGuard VPNは、アドブロッキングソフトウェアで知られるAdGuardが提供しているVPNサービスです。
本社所在地:
AdGuardの本社はキプロス共和国のリマソルに所在しています。
ノーログポリシーの詳細:
AdGuard VPNは徹底したノーログポリシーを掲げており、以下のようなデータを一切記録・保持しないとしています。
- IPアドレス
-接続元や接続先の情報 - トラフィックデータ(バンド幅利用状況など)
- DNS要求
- ブラウジング履歴
また、最小限の接続ログとして、VPNセッションの接続日時と接続時間のみを記録していますが、これらのログデータは30日後に自動的に上書きされ、永久に保持されることはありません。
さらにAdGuardは、VPNサーバーをRAMディスクで動作させることで、サーバーの再起動時にすべてのデータが消去される仕組みを取り入れています。
AdGuardはスイスの第三者機関からプライバシーに関する監査を受け、ノーログポリシーの実効性の確認を行っています。
このようにAdGuard VPNはキプロスに拠点を置き、厳格なノーログポリシーとプライバシー保護対策を講じているVPNサービスプロバイダーです。
Nord VPNのノーログポリシーについての詳細と本社はどこ?
NordVPNの本社はパナマに所在しています。パナマには厳格なデータ保護法がなく、VPNサービスプロバイダーにデータ保持を義務付けていないため、ノーログポリシーを実践しやすい環境にあります。
NordVPNは以下のようなノーログポリシーを掲げています。
- インターネットアクティビティログ(訪問したWebサイト、ダウンロードしたコンテンツ)は一切記録しない
- IPアドレスやトラフィックデータは記録されず、VPNサーバーを出た後は完全に消去される
- 接続ログ(アプリへのログイン日時、VPNセッションの時間など)は最大30日間のみ保持され、その後は完全に削除される
- 支払い情報は匿名化されており、VPNアカウントと関連付けられない
さらにNordVPNは、ノーログポリシーの信頼性を高めるため、以下の対策を行っています。
- ラムディスクでサーバーを実行し、再起動時にすべてのデータが消去される
- 定期的な第三者監査(NordVPNは、プライバシー保護に特化した独立監査会社である**PricewaterhouseCoopers (PwC)**による監査を受け、ノーログポリシーが遵守されていることを証明しています。)で、ノーログ実践を確認している
- マネーロンダリング対策の一環として最小限のデータのみ保持
このように、NordVPNはユーザープライバシーを最優先し、データ非記録を徹底しているVPNプロバイダーです。
Express VPNのノーログポリシーについての詳細と本社はどこ?
本社については、ExpressVPNは英領バージン諸島に置いています。
この英領バージン諸島にはデータ保持に関する法律がありません。
その為、データの記録が無くても、罪には問われません。
要するに、ユーザーのアクセス ログ(プライバシー)を、気兼ねなく消せるということです。
消えるタイミングは、サーバーの再起動のタイミングになります。
再起動するサイクルですが、一般的には24~48時間毎に再起動されるらしいです。
具体的な時間に関しての、情報は見つけられませんでした。
ExpressVPNのサーバーは、RAMだけで実行されるので、再起動のたびにすべてのデータは消去されます。
更に起動時にソフトウエアスタック全体を再インストールします。
どういう事かというと
VPNサーバーが起動する際に、そのサーバー上で動作するすべてのソフトウェア(OS、アプリケーション、依存関係など)を新たにインストールし直すことを意味します。これにより、サーバー内に潜んでいるウイルスなども、再起動毎にキレイに駆除することが出来ると考えられます。
記事が短いから、ノーログポリシーがあまいということはありません。
(私の時間が不足しているだけです。)
Nord VPNと同等のトップレベルの対策が講じられています。
データ保護法が他の地域に比べて厳格でないことが、
なぜ?プライバシーの保護に良いのか
法律が厳格ではないことにより、VPNサービスは政府機関や第三者からのデータ開示要求に対してより強い立場を取ることができます。
どういう事かというと、
厳しいデータ保護法がある国では、VPNプロバイダーにユーザーデータの保持が義務付けられる可能性があります。(どこかの役人のように、記録は誤って処分してしまったとかは、通らないって事です。)
同地域のデータ保護法や、プライバシー関連法制が比較的緩やかということは、
記録を残す必要がなかったり、制限が緩く。誤ってでは無く、故意にデーターを消去できるということです。
そもそも記録が無いので、ユーザーの通信記録や活動データが外部に漏れるリスクが低くなるということです。
また、一部の国では、データ保持に関する法的要求が存在するため、これがVPNプロバイダーがユーザーの情報を保持する必要があるかどうかに影響を与えます。英領バージン諸島のような法律が緩やかな地域では、これらの要求がないため、VPNプロバイダーはユーザーの活動ログを保持する法的義務がなく、完全なノーログポリシーを実施することが可能です。これにより、ユーザーのプライバシーがさらに保護されます。